学校における法律の学習

法律は弱いもんの味方やのうて、法律を知っとるもんだけに味方するもんや

とは、難波金融伝に出てくる名セリフだが(テレビで離婚カウンセラー?が同じことを言っていたのには驚いたが)、私の経験では、学校で法律をしっかり教わった記憶があまりない。たしかに、政治経済など法律にも関わる内容があったはずだが、政治や経済を語る以前の法律のイロハに当たるような内容がすっ飛んでいた気がする。微分積分が大事でないとは言わないが、それ以上にそういう法律の学習は大事だと思う。今後は、学習指導要領にも変化があるのかもしれないが、いままではどちらかというと、法律は専門家が知っているべきもので、一般人は専門家に任せたらいいという風潮があったのかもしれない。

しかし、実際に実社会に出てみると、上記のセリフではないが、法律の知識はあるに越したことはないのだ。
だから、学校教育の段階で、法律の学習が専門家育成の観点のみではなく、一市民として必要な知識として重視されることを望むものである。
以下の本も、そんな問題意識から書かれたものです。
13歳からの法学部入門 (幻冬舎新書)

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