「公立」であることの意味

3月18日付、朝日新聞に筆算の線を定規で引くことが一般的な学校での指導になっているとの記事があった。
記事中、教頭が「公教育なので、一定のルールの中で勉強してもらうことが必要」と理解を求めた、と紹介されている。
全く意味不明な発言ではないか。公教育であれば画一的なルールが必要だとでもいうのか。

「公立の小学校で、学校が優先すべきことの第一番は、「学校に来ている地域のすべての子が安心して学べる、すべての子どもの学習権を保障する」ということです。絶対にブレたらいけないのは、ここだけなんです。ここだけは、譲ったらいけないのです。そのために、大人は学び続けるというだけの話です。

「みんなの学校」から社会を変える: 障害のある子を排除しない教育への道 (小学館新書)木村 泰子 (著), 高山 恵子 (著)からの引用です。
定規を使え、と言いたければ言ってもらってもよいが、くれぐれも上記のことを忘れないでいただきたい。