Gotogateという海外の(本社スウェーデン)の旅行代理店のサイトがある。
トラブルが多発しているようなので注意を喚起したい。
トラブルについては以下のサイトに多数報告されている。会社側にも言い分はあるであろうが,これだけ多数のクレームがあるということは,会社側に問題がある蓋然性が極めて高いと言わざるをえない。
https://jp.trustpilot.com/review/www.gotogate.jp
日本向けに日本語でサイトを開設しておきながら,カスタマーサポートは英語のみ(日本語対応の時間帯や日本語でのメールの返信もあるようだが,ネイティブではなく,意思疎通は困難なようで,メールもひな型を返してくるレベルである)とはどういうことなのか。
英語圏の人向けのサイトを日本人が利用するというなら,ある程度自己責任も伴うであろう,しかし,日本語のサイトを日本人が利用してトラブルになったとき,英語でしか対応しないというのは,悪質である。
このようなサイトがリスティング広告等で巧みに,少しでも安い航空券を求める人を誘導している。
日本人のために作られたサイトではなく,日本人をだますために作ったサイトと言われても仕方がない。
そうでないというなら,数々のトラブルに対して誠実に対応すべきであろう。
レビューを見る限り,泣き寝入りを強いられている例が多いように思われる。

「格安」をうたっているようだが,サイトの作りもかなり問題があり,様々なオプションを追加するよう促し,誤認を誘うと言われても仕方のないものになっている。

ただし,予約が完了してカードの決済も行われながら,実際には予約されていないといったそもそもの債務不履行も行われているという話を聞き,調査してみたら,gotogateは海外の業者であるため,gotogateを介して日本の航空会社の便を予約するのは国際線扱いとなるということが判明した。そのため,日本国内向けに発行される予約番号及び確認番号が発行されず,国際線のチケットナンバーが発行され,しかもそれは国内線では検索できないのである。
その仕組みがわからないと予約がそもそもされていないと思ってしまう。この点は要注意である。
しかし,日本語のサイトでこうした点をわかりやすく注記していないのはいかがなものか。

もし,本当に債務不履行がある場合は,クレジットカード決済であるので,こうした場合,カード会社に対して支払い停止の抗弁が可能である(但し、条件に該当していることが必要)。
また,割賦販売法の支払い停止の要件に該当していなくても,業者に実際に問題がある場合は,支払い停止を行うべきと考える。
海外の業者に関する相談先としては、国民生活センター越境消費者センターがあります。
https://www.ccj.kokusen.go.jp/home