何故か司法書士がWordCampに参加

WordCamp Kansai2015(7月25日~26日,大阪大学会館)に参加してきました。
今年でWordCampへの参加は3回目となります。
1回めは2012年11月で,このときはWordCamp Osakaだったんですね。
WordCamp Osaka
2回めは2014年7月のWordCamp Kansai2014です。
WordCamp Kansai2014
ここからKansaiになったんですね。しかもこのときは参加費が無料ではなく,2000円だったのですね。
そして3回めが,今回の2015です。
WordCamp Kansai2015
今回は参加費が無料どころか,お昼ごはんのおにぎりやパン,飲み物が無料,懇親会費用も無料ということでした。
スポンサーがこのようにWordPressのコミュニティを支援する姿勢は,素晴らしいですね。

今回,参加登録は500人を超えたとのことですが,参加した感じではちょっと人数は少ない感じでした。
暑いのと会場がちょっと遠方だったのもあったかもしれません。
しかし,私としては,前2回も大変素晴らしく勉強になったのですが,今回が一番感銘を受けました。

WordPressの発展とともに?

司法書士は,全国で2万人以上いますが,おそらくこのようなイベントに参加している人は他にいないと思います。
私とWordPressとのかかわりを説明しておきます。
司法書士にかぎらず,今日ではウェブサイトを開設するのは珍しくもありません。御多分にもれず,私も自分の事務所のサイトを作ることを考えました。
2012年の秋ごろだったと思います。

その以前から実はサイトの制作自体はしたことがあったのです(2005~6年ころ)。
しかし,その方法はオーソドックスなHTML+CSSでハードコーディングしていくものではなく,XOOPSというシステムを採用しました。
理由は,単純に,簡単に作れそうだったのと,自動でページを生成するPHP+データベースのシステムに興味を感じたからです。
しかし,XOOPSは,コミュニティサイト向けのシステムであり,デザインのカスタマイズの柔軟性が低いため,当時作成していたサイトは中途半端なものでした。
ただ,デザインやレイアウトをいじりにくいということは,逆にこちらのスキルも要求されないので,私のスキルも低レベルでした(今もですが)。
そんななかでも,XOOPSにはモジュールというものがあり,当時のWordPressをXOOPSに移植したモジュールがあり,当時からそれを使ってブログを書いていました。
それを考えるとWordPressとの付き合いは案外長いですね。
その頃のWordPressはもっぱらブログシステムであり,今日のような発展を見せるとは予想だにしませんでした。

話を戻しまして,
上記のような以前の経験も踏まえて,改めて2012年時点でサイトを制作する場合,どのような方法がよいか,比較検討するなかでWordPressに辿り着いたというわけです。
当初はオーソドックスなハードコーディングも検討しましたし,MODXも試してみました。
しかし,WordPressがその柔軟性という点で飛躍的な発展を遂げており,生来のプログラムで生成するという「仕組」好きも相まって,WordPressの採用に至ったわけです。

「簡単にだれでもできる」ならプロはいらない

ただ,いざWordPressで構築しようとしたら,苦労の連続でした。
2012年のWordCamp Osakaで星野邦敏さんのセッションがあり,これはSNS連携の話でしたが,いたく影響を受け,前後して星野さんの株式会社コミュニティコムのサイトを覗くと,そのサイトと同じようなサイトが簡単にできるようなことが書いてあるではありませんか!
そこで早速,WordPress 3.x (速習デザイン)を購入して,作ってみたわけです。

すると,あまりにも当たり前なのですが,WordPressを十分に理解するには,HTML+CSSはもちろんのこと,PHPやMysqlについても知識がないとどうしようもないことがわかったのです。
テーマを着せ替えると,簡単にデザイン変更できて,プラグインで簡単に機能追加,てなかんじで進めていたら,そんなに甘くはありません。
もちろん,ある程度のところで妥協しておけば,素人でも構築できるでしょうが,次々と課題が解決できると知識も増えていくので,それが楽しくなり,なかなか逃れられなくなっというわけです。
どこかで決断して,プロに依頼するという選択肢ももちろんあるし,それが賢明かとも思いますので,現在はプロへの依頼も含めて今後の構築を検討しております。

以上が,なぜ司法書士なのに,WordPressのイベントに参加しているのか,の説明でした。
次は,今回のWordCamp Kansai2015の感想を書いてみたいと思います。