チラシとウェブサイトとの違い

もちろん、ウェブサイトをチラシのように使うことはできます。だが、ウェブサイトの本来の特質とはいえないと思います。

ウェブサイトの特質は「情報共有」にあります。なにか知りたいことがあって検索をするという場合の利用方法です。
何かを買おうとして検索することもあるでしょう。その場合でも、まず知りたいのは商品の特徴、性能や評判でしょう。そこで、われわれはメーカーの宣伝文句よりも、客観的な評価をネット上で探しますし、それを判断材料にすることも多いでしょう。

つまり、あらかじめ購入するものが決まっていてあとは安いところを探そうという時以外は、われわれは、まず情報を、しかもなるべく客観的な情報を求めているのです。ウェブサイトに載せるべき情報とはそういうものであるべきです。

それに対してチラシは、「売る」ことが目的です。できるだけセンセーショナルに商品の特徴・利点を並べ立て購買意欲を煽ることが目的です。

しかし、ネットの世界にも、このチラシと同じ物がたくさんあふれています。広告として意識的に行われているなら、何ら問題はありません。ただこの場合、チラシと同じで広告の効果を得ようとする場合、広告費が当然かかるということです。紙という媒体を、ネットにしただけだからです。
ネットを安い広告媒体と考えているなら、大きな間違いだということです。

お金をかけずに、アクセスしてもらいたいと思うなら、膨大な時間と労力をかけて有益な情報の提供できるサイトを作ることです。
「お金もかけずに楽して」なんていうことはありえません。