中小事業者の賢いWEBサイト活用法(1)

公開日: : サイト制作

楽天トラベルが「アフィリエイト新システム」を2015年1月より導入するとのことだ。

観光経済新聞社によれば

アフィリエイトは、個人のブログなどに掲載された楽天トラベルなどのバナー広告を介して宿泊予約が成立した場合、ブログの開設者に成功報酬として宿泊料金の1%が支払われる仕組み。従来は楽天トラベルが負担していたが、来年1月の予約・宿泊分から宿泊施設の負担にするとともに、システム利用料として0・3%、合計1・3%を徴収する方針を打ち出していた。
11月11日に楽天から全旅連に示された新システムの内容は、アフィリエイター(ブログ等開設者)への成功報酬1%は1月から宿泊施設側が負担するものの、システム利用料0・3%は2015年1月の宿泊分から徴収するというもの。当初の予定から1年間先延ばしにした格好だ。

ということで、旅館業界側の反発に一歩は譲った格好だが、それでもずいぶん横暴な印象はある。

楽天トラベルの新システムは横暴か?

ただ、考えてみれば楽天も今でこそ「大企業」だが、もとはベンチャーに過ぎなかった。それが自力でここまで成長したわけだから、業界にある程度の影響力を持ってくるのは仕方ないというか、当然の帰結でもある。
しかし、そうなると大型スーパーの出店と商店街の関係のように、旅館側の経営を圧迫するまでの横暴を働くようであれば、何らかの行政的な規制も必要になってくるかもしれない。とはいえ、現状はそういったところにまでは至っていないようである。
そもそも、戦場はネットなのである。ということは資本力のないものでも、実はやり方しだいで立ち向かえるチャンスがある。

弱者がネットの世界で一歩抜きん出るには

楽天が何を言ってこようが、楽天依存度が低ければ、痛くも痒くもない。ショップであれば、自社のオンラインショップが強力であったり、実店舗で十分な売上があればよく、旅行業であれば、自社のサイトから予約がとれているか、直接電話等での予約が十分あればよいわけだ。
となると自社サイトのテコ入れが必要になるのだが、中小企業であれば、ここに十分なコストはかけられない。お金をかければ、よいサイトができるし、SEOだってプロに頼める。
実際、大手ホテルでは、自社サイトからの予約が最低料金であることを保証するところが増えている。こうやって楽天やじゃらん等への依存度を下げ、手数料の負担を回避しているのだ。ただ、これができるのは自社サイト自身がそれなりに強力でないと不可能である。楽天などからリンクを貼ることはできないので、客のほうから自社サイトに来てもらう必要がある。こうした流れが大きくなってくると消費者も、自ら別個にそのホテルなり旅館なりのサイトを検索してみるという習慣ができてくるかもしれない。
そうでなくとも、私なども楽天などでみつけたホテルについて、より詳しく知ろうとそのホテル自身のサイトを検索することがよくある。
そこに、最安値とあれば、そこから予約してしまうのだ。こういう動きを作り出せれば十分対抗できるかもしれない。
そのためには、サイトの充実だが、これを低予算、そしてスキルも充分でないという中小業者の場合どうするか。

ちょっとしたサイトでもしっかり作るのは意外と難しい

WEBサイトは素人が作るのなんて、難しいという人と、いや簡単だよ、という人の二通りあるだろう。どちらも正しい。簡単にできるというのは、例えば、有名なホームページビルダーというソフトはアマチュアが使うのを想定したもので、こんなのを使えば一応形はできる。しかし、商売に使えるテンプレートも入っていはいるが、本格的なサイトははっきり言って無理だ。
現在でも、こうしたソフトを使って自力で作り上げたと思しきサイトも結構見かけるのだが、プロの作ったものと比べれば一見して見劣りする。
一方、今ではすっかり定着したアマチュアでも気軽に作成できるWEBサイトとしてブログがある。これは大抵が無料でできる。とはいえ、これはいわゆる店舗や施設の全体像を紹介する「公式サイト」の代替にはならない。
かくて、中小の事業者の典型的なネットの「活用」状況は、「アマチュア向けソフトで自前で作った自社サイト+アメブロなどの無料ブログ」となる。
これでは楽天などの施策に到底太刀打ち出来ない。では、どういう方策が考えられるのか。次回で探ってみたい。

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