レンタルサーバー選び-coreserver、さくら、Joe’s

公開日: : 最終更新日:2017年1月11日 IT活用, Q&Aよくある質問, サイト制作

レンタルサーバー本記事の内容は古くなっています,指摘している問題は既に解消されているものもありますので,ご注意下さい。

ドメインを取得してホームページを公開するには、通常、サーバーを借りる必要があるが、この選択は重要だ。せっかく公開したサイトが満足に閲覧できない状態にあれば、意味が無いし、商用サイトでは致命的な事態である。
最初は、安価な所で始めたらよいのだが、安いゆえの問題がある業者もなくはない。レンタルサーバーの比較記事はネット上にあふれているが、発表されている情報をまとめたものが多く、実際に使用した感想など突っ込んだ情報は意外に少ない。本記事では、私が実際に多少なりとも使った感想を述べる。

CORESERVER よい点、悪い点

まず、このサイトはかつて、coreserverで運営していた。レンタルサーバー選びの一つの基準として、サポート体制がある。事業としてサイトを運営していくなら充実したサポート体制は不可欠である。その点、coreserverは高スペックであるにもかかわらず、非常に安価であるかわりに、サポート体制に期待してはいけない。サポート体制を基準にするならcoreserverはおすすめできない。逆に手厚いサポートを望まない、つまり一定以上の知識があり、自分で対応できる場合、coreserverは良い選択肢である、と考えて私はかつてcoreserverを借りたのである。実際、管理パネルのデザインなどは地味であり、わかりやすいとも言えないが、慣れると使いやすく高機能であることがわかる。あえてFTPソフトやエディタを使わなくて小さな修正などはすぐに出来る。メンテナンス作業もやりやすい。
しかし、どうやら他の問題もあるということを借りてから知った。

NTT PC コミュニケーションズとCoreserverの企業コンプライアンスの崩壊っぷりについて

上記記事によれば、coreserverのサーバーからスパムメールが大量送信されており、そのことにクレームを入れても、一向にまともな対応をしなかったということなのだ。1年以上前の記事なので、現在は改善されているのかもしれない。また、当然ながら規約には「合法、違法に関わらず、メールの大量送信、いわゆる、スパム行為をすること。 また、不特定多数にメール機能を使わせること」などを禁止事項として掲げてはいる。
(追記)最近では、coreserverにLP(ランディングページ)を置いて、GMOのサーバーからスパムメールを発信するという「連携プレー」も行われているようだ。coreserver運営会社のGMOデジロックは、現在はGMOグループになっている。

しかし、現在でも理由は不明であるが、一部に負荷の高くなっているサーバーが存在する。利用者側がサーバーの負荷を見て、場合によっては移動する必要がありそうだ。逆に言うと品質にばらつきがあるとも言える。

私の場合も、表示が重いと感じたので、別のサーバーに移動した。サーバーの負荷の変動は、共用サーバーの宿命といえるかもしれないが、その原因が、禁止事項を容認しているがゆえのものであれば、許されないことだ。
考えてみると、こうした低価格のサーバーは、どういう顧客に好まれるかといえば、幾つものドメインで大量のサイトを作る人である。これは違法ではないとはいえ、何のためかといえばアフィリエイト目的などで、商品を宣伝するサイトをいくつも作るわけである。そしてこうした人達はSEOにおいてもブラックな手法をとりがちであり(手段を選ばない)、いずれにせよ、ユーザーにとってはなんの利益もたらさないばかりか、ネット上に不良なコンテンツをはびこらせ、ユーザーを害する。検索エンジンがこうしたサイトにペナルティを与えていくのは当然であろう。
coreserverがこのようなサイトの温床にもしなっているとすれば、よろしくない。こうしたサイト運営者とスパム送信者が重なっている可能性は否定できない。だとすれば、顧客を失うことを恐れて運営会社が厳しい対応をとることに及び腰になっているのだろうか。しかし、このような問題のあるサイト運営者を野放しにすることは、他の善良な顧客のサイトに悪影響を及ぼす可能性もあり、coreserverの運営会社、GMOデジロックには企業倫理の向上を望む。

coreserverにおけるPHPセーフモードの問題→現在はセーフモードは解除されました

あと、技術的な問題であるが、Wordpressを使う場合、coreserverはphpがセーフモードになっていて、不具合が起こる。この問題に関する記事が、ネット上には幾つもあるくらいである。解決方法はあるのだが、初心者はいきなりつまづくポイントであろう。私も最初は難儀した。
これは、phpはモジュールモードで動いているのだが、その際、coreserverでは、セキュリティ上の配慮からセーフモードになっている。このことによって、使えない関数などが出てきてプラグインの動作等に支障をきたすというわけだ。
ただ、解決方法は簡単で、PHPをCGIモードで動かす設定に変えてしまえばよい。ただ、CGIモードはモジュールモードに比べてパフォーマンスが低下するとも言われる。しかし、さくらの安いプランなどはもともとCGIモードである。そう考えるといちいち設定を調整する手間を考えれば、割りきってCGIモードで常時動かすという選択もありだろう。

Joe’sとかさくらインターネットはどうだろう

ショッピングサイトなどをまともに運営する目的であり、予算もそれなりにある場合は、coreserverなどの低価格帯のサーバーはやめたほうがよいだろう。私は、coreserverを使う前は、専業主婦だったの方が起業した株式会社Joe’sクラウドコンピューティングのサーバーを使っていた。coreserverより割高になるが、それだけの値打ちはあったと思う。管理パネルの充実やサポートの充実は実感した。ある程度の規模の企業ならこうしたサーバーを使うべきだ。

さくらインターネットは、coreserverの問題点を知ってから、移転しようかと思って、お試し期間だけの利用をしてみた。月額500円のプランだ。人気のあるサーバーだが、意外と管理パネルのユーザーインターフェースは洗練されていない感想を持った。また、Wordpress簡単インストールというのがあるのだが(というかほとんどのサーバーに今ではついている)、これがディレクトリが指定されていたりと、簡単ではなく逆に厄介な印象を持った。
Wordpressのインストールなんて普通にやっても十分に簡単なのだ。
それで、移転に手こずりそうだと感じて、結局やめてしまったのだった(データのエクスポート、インポートで大体の引越しはできたのだが、細かい点ですべてが引き継がれなかった)。だから、さくらも、最初から借りるのであればおすすめできると思う。



なによりも、Joe’sやさくらインターネットであれば、問題のある顧客は少なそうであるし、問題ある行動が見つかれば、素早く対処してくれそうである。この管理の体制というのは非常に重要なポイントであろう。

最近は各社とも、VPSに力を入れている。これは正確には従来のレンタルサーバーではなく、仮想サーバーと言って一つのサーバー内に仮想的に専用サーバーをつくりだすものである。注目されており、価格も安価なものがあり、今後広がっていくと思われる。
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またAWS=アマゾンウェブサービスに代表されるクラウドサービスもあるのだが、こちらは基本的に大規模サイト向けであり、一般人には関係ないといっていい。クックパッドが、AWSに切り替えたというニュースがあった。

coreserverは、株式会社GMOデジロックが運営しているが、資本金は旧商法の最低額である1000万円である。もちろん資本金の額に大きな意味があるわけではないが、会社の規模の目安にはなる。また、売上高は12.6億円(2012年3月期)である。ただ、現在はデジロックはGMOという大企業の傘下に入っている。
これに対して、「カゴヤ・ジャパン」や「さくらインターネット」(売上高約91億円、東証マザーズ上場)は、億単位の資本金で自社でデータセンターを持っている。こうした会社自体の信用に関する情報も使用目的によっては重要な判断材料になるだろう。

VALUE SERVERが新たにスタート

coreserverの難点をかなり述べたのであるが、2013年5月17日より、デジロックの新サービス、VALUE SERVERが開始された。これはcoresereverでWordpressを使う時に厄介だったphpがセーフモードであるという点を解消した仕様になっている。しかも、スペックが大幅に増強されている。それでいて価格がcoreserverより安い。はじめて借りるなら目的によっては有力な選択肢になりうるが、不安はなくもない。実際に使っている方の感想を聞いてみたい。


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